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2011年をふりかえり

2011/12/31 5:30 に K S が投稿   [ 2012/03/01 6:45 に更新しました ]
私は2010年9月~3月末まで公益社団法人WAC主催の
NPO地域コーディネーター養成科を受講している生徒でした。
そこはNPO設立から運営、会計、その他を総合的に学べる学校でした。
海外で活躍してこられた先生やその他福祉について、高齢者問題も学べることができました。
とても個性のある面白い先生方ばかりで、クラスメートもいろんな職種な方々で、
普段はお会いすることの無い方々と毎日教室で会い、共に学びました。
他の学校や会社で出会うよりも、地域コーディネーター的役割を持つであろう方々が集まるので、
個性も強く、いろんな職種、経験のある方々との出会いは貴重であり、
たくさんの普段聞けないお話しも聞くことが出来ました。
学校の後は、フェローシップなどもあり、とても有意義に過ごすことができました。
卒業をしてから、以下に書いた文章に繋がるのですが、高齢者問題をもう少し勉強したいと思い、
介護福祉総合サービス科という所で4月~6月末で通いヘルパー2級を取得しました。

今年一番大きな出来事は、やはり2011年3月11日に起った東日本大震災です。
私も今まで生きてきて、このような大きな地震にあったこともありませんでした。
3月11日はちょうど学校のインターンシップで
江戸時代末期に建てられた古民家のデイサービスにクラスメート数名と訪れていました。
高齢者の方々がいらっしゃる中での地震でしたので、この建物が壊れないことを祈っていました。

クラスメートで社会福祉士、介護福祉士、ヘルパーをしている人が率先して、
高齢者のケアをしているのを見て、見よう見真似で手伝いました。
幸いにして、建物が古いにも関わらず、とても頑丈な造りでしたので被害に合うこともありませんでしたが、
もう一度来た地震の時は、正直本当に怖かったです。
なぜなら、高齢者の方が非難し、地震もおさまったので、建物の中に戻ったばかりだったからです。 
その後は 電話も交通もストップしてしまい、遠くから来ているクラスメートは自宅に帰れなくなり、
デイサービスから近くに住んでいる仲間がいたので、私とそのクラスメートで帰れないクラスメートを泊めました。
その後ニュースを見て、あの津波と崩壊していく様を見て、ショックが大きかったのを覚えています。
この大震災からもたくさんのことを考えさせられました。

通っていた学校では、NPOの設立から運営、日本で活動をしているNPO団体の方々の授業や
福祉全般のことまでも、大学の先生や現役で活躍されている先生方や
海外のNPOと日本のNPOの違いも学ぶことができました。
そして、クラスメートの紹介もあり、学校在学中とかぶるのですが、学校の許可を得て、
内閣府主催のNPOマネージメントフォーラムに参加させていただき、
3泊4日で実際に海外の第一線で活躍しているドイツ、ニュージーランド、イギリスのNPOの活動をしている方々も集まり、
海外のNPOの活動を目の当たりにしました。

日本は阪神淡路大震災からNPO活動が広がり、海外に比べて歴史も浅いので、とても遅れています。
海外のNPOの評価と日本はあまりにも違うのでショックを受けました。
このフォーラムからもたくさんの学びがあり、参加できたことに感謝しています。

私がコミュニティカフェのような居場所を開けたいと思い始めていたのも、学校に通う前からで、
私がプライベートで活動してきたことを社会に役立てるものにしたいと考えていたからです。
その方法が何かないかと思い、「NPO地域コーディネータ養成科」に通い始めました。

コミュニティカフェTUNAGARIは2011年7月2日オープンしました。
どなたでも気軽に立ち寄れるカフェ。社会とつながり、人とつながり、みんなの居場所。

オープン当初はまだ、依存症関連のミーティングをやっていませんでしたので、
私のプライベートのお友達や理解のある友人、知人がコミュニティカフェを利用してくださいました。

11月からは、依存症のご本人やそのご家族、機能不全家族、ACの方々のミーティング会場、勉強会、
交流の場としてコミュニティカフェ14:00~18:00の前後に始めました。

一般の方々と依存症業界の方々、地域の方々、分け隔てなく、みんなが交流のできる場所として、
コミュニティカフェを使っていただけたらと思いました。

依存症という言葉は最近は耳にすることもよくあると思います。
私が関わり始めた10年前は、ほとんど聞くこともありませんでした。
私がこの依存症業界に関わり始めることになったのは、私の家族に依存症者がいたからです。

依存症は進行性の病気です。
自分の意思や意志が弱いからということではなく病気です。
治療が必要です。

ACの場合は、比較的軽い方だと文献などで理解ができ、社会で難なく生活できる方もいますが、
場合によっては、専門家の治療や自助グループに参加することで、自分のことを受入れ、
人や社会に対応、適応できる術を身につけることができ、社会と共存し生活しています。
依存症の場合は、症状が出ていますので、病院に入院し、治療、専門家の治療なども必要です。
その後はACと同じように、自助グループへの参加や病院のデイサービスに通うなど、

その方により治療や回復段階は違います。
回復し、社会へ復帰し社会と共存、共生している方もいらっしゃいます。
そして、家族も数年、長い方では、数十年、依存症ということは解らず、
依存症者と関わり、かなり苦しんでしまい、
依存症者本人と同じように入院、治療、専門家の援助も必要になる方もいらっしゃいます。
人により違います。

いろんな依存症がありますが、根源は同じ問題を抱えています。
もっと深く掘り下げるなら、原家族の問題が根源にあります。

これは、依存症関係の方々に限らず、一般社会の中と共通する問題であり、
一般の方も、対応方法や自分の行動パターンが解らず、
家族や友人、知人、会社の中で上手く対応できずに悩んでいる方もいらっしゃいます。

治療にはアメリカで始まったアルコール依存症者の自助グループAA(アルコホーリクス アノニマス)の
12ステッププログラムを使い、回復する方法があります。
世界中でこのプログラムを使い回復している方々はたくさんいます。
海外ではこのステップ以外でも回復する方もいると聞いたことがあります。
どのようなものか、とても興味深いです。

私も思うのですが、ステップだけではやはり難しいように思います。
支えてくれる方、協力、理解してくれる方が必要です。
家族の居る方は家族だったり、友人、恋人などの理解ある方々。
必ずしも家族とか肉親ではなく、友人であったり、仲間だったり、援助職の方だったり、
もしかしたら、知り合ったばかりかも知れないけれど、共感が得られ、
その時に温かい相互の気持ちが行きかう共有できた時。 
温かい愛情の中で回復はあります。

回復にも人それぞれの段階により、支援方法も違います。
いくつかの方法があります。
病院、援助職の方の支援、行政、司法との関わりも必要です。

回復には、理解してもらえる仲間の力、一般の方々の協力も必要不可欠です。
依存症という病気に関わる場合、社会と孤立していく傾向にあります。
依存症の関わりの中だけでは回復はなく、ある一定の回復の次は社会の中にあると思います。
社会と関われることが次の目標になります。

昨年はNPO法人TENOHASHIさんの路上生活者を支援している団体の活動を見たり、
実際に炊き出しなどを手伝ったりしましたが、
その中には精神疾患や依存症、発達障がいを抱える方々がいます。
依存症業界と共通点がたくさんあると感じました。
そして、お話しを聞いてみると、依存症関連の方々と同じく、
原家族の問題を抱えている方々がたくさんいらっしゃいました。 

依存症業界だけでなく、一般の方々でも生きづらさ、孤独を感じている方もいると思います。
私が関わる方々にもいらっしゃいます。

特に、依存症者がいる家族でいる場合、ご本人もそうですが、
一人で抱えていては迷うことばかりですが、たくさんの協力者と共同、協働で取り組むことができたなら、
平安な日々を送ることができると思います。

一般の方々も同じです。依存症という病気に関わってはいなくても、
機能不全家族は自覚はなく、どういうものかも知らずにいる方もいらっしゃいます。
また、あまり人とのトラブルがなく、生活が出来てしまう場合が多く、社会と関われているので、
なんとなく生きづらさはあるけど、なんとかなってる。と言う方が多いと思います。
しかし、鬱という症状で表れる場合が多いかもしれません。

たくさんの方の理解、協力、そしてともに活動ができたなら、平和な世の中になっていくのだと感じています。
一人一人の意識、気持ちが、温かい気持ちや手があったなら、近くの人が笑って幸せでいられると思います。

社会から孤立することなく、人と繋がり、社会と繋がれる場所。
必要な人に必要な場所や人をコーディネートができ、援助が得られる場所を提供できるような活動を
今後はTUNAGARIでしたいと思い目指しています。
将来的には、社会に繋がる(働けるシステム)活動も考えています。
依存症のご本人やご家族や関わる方々は、実は人のことを察知する能力はずば抜けています。
なんとこんな気遣いができるのか、人の気持ちが手に取るようにわかるのか。
人によりますが、人を指導し育てることが得意な方。
人に配慮することがとても優れている方。
援助職に向いている方
その場をとても明るくできる方。
依存症になる前の職業が専門性のある方
とても素晴らしい方はたくさんいらっしゃいます。
どなたもとても大切な方々ばかりです。
そのような方々の得意な分野で活躍できるよう、回復の場があってほしいと思っています。

TUNAGARIは当初、私一人で始めましたが、家族である母の協力、理解ある友人、
NPO関係の先生方のアドバイス、NPO地域コーディネーターの学校に通っていた時の先生に助けられ、
この場所を教えていただき、
この場所でコミュニティカフェTUNAGARIをオープンすることができました。
そして、この場所をご提供くださいました、株式会社ニュートン様にも感謝しております。
そして11月からのミーティングを始めるにあたり、仲間の協力のもと、今日を迎えることができました。

そして数少ない理解してくれている一般の方でホームページを作成してくれている協力者である仲間に支えらえています。
この場をかりて、みなさんに感謝の気持ちを伝えたいと思います。
TUNAGARIに訪れてくださった方々にも感謝しております。
ありがとうございました。 

TUNAGARIは無謀にも私一人で開けたため、どこからも援助を受けておりません。
昼間のミーティングは献金はいただいておりません。
カフェのささやかな収益と夕方に都わすれさんの夜のステップをみんなで学ぶミーティングでは
献金をいただいており、そちらの献金をTUNAGARIに寄付していただいております。
今までに親しい友人、仲間からの寄付もあり、感謝しております。
TUNAGARIの今後の活動にご理解いただける方がいらっしゃいましたら、
献金や寄付をいつでも受け付けております。
しかし、自律、自立できるTUNAGARIも目指しております。
そのため、今年の10月にはケイ・ティ・シー株式会社様とのコラボで日韓文化交流を兼ねて
仁寺洞風カフェをイベントとして行い、一般の企業の方の理解もありイベントを開催いたしました。
ありがとうございました。

今後も、このようなイベントを行い、自分たちの活動費を賄えるように今後も活動していく予定です。
来年2012年はあのような大きな災害もなく、
みなさんが幸せに平安な日々を送れる年になることをお祈りいたします。

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